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成犬からでも遅くない!しつけの方法やポイントとは

里親制度や友人からの譲渡、保護犬など、さまざまな理由で成犬を飼い始める方も多いと思います。人間はいくらウェルカムな気持ちでいても、犬としてはこれまでとまったく異なる環境に不安だらけ。トイレがどこかわからなかったり、新しい飼い主さんがどんな人かわからないため、いろんな粗相をしてしまうこともあるでしょう。また、これまでに十分なしつけがされていなかった場合、これから一緒に暮らしていくならしつけをしなければなりません。
「しつけは成犬になってからでは遅い?」「小さいころから教えていないと身に付かない?」と不安に思っている飼い主さんたち、ご安心を。犬は大人になってからでも物事を覚えられるし、しつけもできるのです。
しつけするに当たって大切なポイントやコツなどをご紹介します。

しつけはどうして子犬のときから始めるのがいいの?

人それぞれに変わった癖やいつも行う習慣があるように、犬も育ってきた環境によって自分の習慣ができあがります。子犬からしつける場合は、その習慣を人と暮らすうちに覚えていったり、人との生活に順応しながら成長していくため、しつけがしやすいと言われる理由です。しかし成犬になってから一緒に暮らすとなると、まずは犬と人間の関係性を築くところから始めなければなりません。つまり、0からのスタートとなります。
成犬がそれまで人に飼われていて十分なしつけがされていれば、お互いの習慣をすり合わせていくことができるのですが、そうでない場合は犬の習慣を根本から変える必要も出てきます。
犬にしつけをするなら小さいころから始められるのがベストですが、そうでないからといって諦めることはありません。犬は大人になっても新しいことを覚えることができるんです!

しつけを始める前に!まずは信頼関係を築こう

成犬と暮らし始めるなら、一日でも早くお互いに楽しく気持ちよく暮らせるようになりたいもの。だからといって、いきなりしつけを始めるのはオススメできません。まずはお互いに信頼関係を築くところから始めましょう。
しつけには「犬が飼い主さんのいうことに従いたいと思えるか」「アイコンタクトを取れるか」という点が重要になります。人の気分によってほめられたり怒られたりする、目を見て話してくれないというようなことがあると、犬は飼い主に対して安心できません。
信頼関係を築くには、ブラッシング、なでる・話しかけるなどスキンシップをたくさんとることが大切です。

今日から実践!しつけのポイントやコツ

愛犬と信頼関係が築けたら、いよいよしつけのスタートです。どんなしつけにも大切になるのが「アイコンタクト」。アイコンタクトをとるには、「飼い主の目を見るといいことがある」と思ってもらうのが効果的。名前を呼んで目があったら少量のおやつをあげたり大げさにほめてあげるようにしましょう。
この「おやつ」や「大げさにほめる」ことはどのしつけを行うにも効果的な方法ですが、「体罰」は意味がないので決してしないようにしましょう。言葉よりも叩いた方が”ダメ”という意思が強く伝わるように思われがちですが、犬にとっては”悪いことをした”というよりも”恐怖”しか残りません。飼い主さんの手は常に安心できると思ってもらうのが理想です。その手から暴力を振るわれると飼い主さんへの信頼感も失いかねないので、叱るときでも暴力だけはしないよう注意です。

声色を使い分けよう

犬は「高い声=喜びの声」と感じるようです。そのため、ほめるときは大げさに、高い声でほめてあげると”犬にとっていいことが起こっている”、”飼い主さんが喜んでいて自分も嬉しい!”と理解してもらえます。逆に叱るときはいつものトーンよりも低い声にしたり犬を無視したりすると、犬にとって”良くないこと”=”ダメなこと”だとわかりやすいでしょう。

ほめる・叱るはタイミングが大切!

犬は人の言葉は理解できませんが、感情の変化はわかります。そのため、しつけにも「ほめる(喜ぶ)・叱る(怒る)」を利用することで”いいこと”と”悪いこと”を教えてあげることが必要です。しかし、ただほめたり叱ったりすればいいものではありません。それには「タイミング」がとっても大切なんです。
例えばトイレの場合は、犬が室内のトイレで用を足した後にほめると「トイレから出たからほめられた!」と思ってしまうことも。トイレでできたことをほめるなら用を足している最中に少し距離を置いて声を掛けてあげるのがいいでしょう。また、叱るときも同様です。犬がお留守番中にしてしまったイタズラを飼い主が帰宅後に発見。ついカッとなって発見直後に犬を叱ってしまいがちですが、犬にとってはイタズラはもう過去のこと。何に対して飼い主が怒っているのかわからない状態です。「叱るときは現行犯」が鉄則。
ほめる・叱るはしつけをする上で大切なことですが、「何の行動に対してほめられた(怒られた)のか」ということを犬が理解できるよう、タイミングを見極めることを心がけましょう。

自分のやり方に不安な場合はプロに教えてもらおう!

なかなかうまくいかない、一向に覚えてくれる気配がないと、自分のしつけ方法であってるのか?と不安になってしまいますよね。いろいろ調べたり努力して犬と向き合っても、必ず覚えてくれるという確証はありません。犬にも個性があり、それまでの習慣の根深さも違うからです。そんなときはプロのトレーナーさんに頼るのも一つの方法。プロにお願いするということは「プロの言うことを聞くようになる」ということではありません。プロの手助けによって「愛犬と信頼関係を築けるようになる」ということなんです。飼い主さんも自分のやり方との違いがわかり、今後のしつけにも活用できる機会となります。
最近では動物病院でもしつけ教室を行っているところも増えています。しつけに不安な方は調べてみてはいかがでしょうか?

犬と人が一緒に暮らすためには「しつけ」が必要不可欠


ここまで読んで、「子犬をしつけるときと同じでは?」と思う方もいるはず。そうです、しつけの根本は同じなんです。ただ、成犬はこれまでの習慣がある分、新しい習慣にするために時間が掛かるという違いがあります。どんなにトイレを覚えなくても、イタズラが直らなくても、犬の行動に悪気なんて一つもありません。なぜそういう行動をしてしまうのか、しないようにするには何を変えればいいのかを考え、愛犬に向き合って根気強くしつけを続けていけば、きっと覚えてくれるでしょう。

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